人気ブログランキング | 話題のタグを見る

mglss studio photography blog

mstudio.exblog.jp
ブログトップ
2017年 10月 07日

Canon New Canonet QL17の試写

Canon New Canonet QL17の試写_f0145608_17005135.jpg




Canon New Canonet QL17の試写_f0145608_17005369.jpg
今回の分解は機械式の軽量コンパクトカメラを選びました。で、例によって部品を壊したのですが、今回のは特にひどくて、破損が原因で途中から分解ができなくなってしまいました。いろいろいじってみたのですが、結局は修理を断念。残念な結果となりました。しかし応急処置で一時的に撮影可能になったので、急いで数枚撮影しておきました。

あまり役には立ちませんが、一応分解の過程を掲載しておきます。



Canon New Canonet QL17の試写_f0145608_17005261.jpg
New Canonet QL17は1969年発売の機械式レンズシャッターカメラです。すぐ後には電子式の時代がやってくるので、機械式晩年のカメラなのでしょう。長い年月で洗練されたシャッターのお陰で、機械式とは思えないほどの小型軽量を実現しました。



Canon New Canonet QL17の試写_f0145608_17005197.jpg
レンズはCanon Lens 40mm F1.7。小さなボディに不釣り合いな大口径レンズです。この写真はF1.7ですが、かなりゆるーい写り。開放F値のスペックは無理をしてしまったようですね。でもクラシカルな描写で、僕の好きな味わいです。



Canon New Canonet QL17の試写_f0145608_17005267.jpg
オートは速度優先。自動露出は優秀なようです。



Canon New Canonet QL17の試写_f0145608_17005200.jpg
またF1.7の一枚。ちょっとオーバー気味になりましたが、ふんわりした描写にはちょうどいいかもしれません。



Canon New Canonet QL17の試写_f0145608_17005228.jpg
このNew Canonet QL17は当時良く売れたベストセラー機だそうです。CANONのブランドに加え、これだけ軽量コンパクトで、かつ写りもいいとなれば当然でしょう。同時期の1968年には、ほぼ同じスペックのminolta AL-Eがあります。Canonetの620gに対し、AL-Eは540gとかなりの軽量。当然minoltaの圧勝かと思いきや、AL-Eは全然売れなかったそうです。AL-Eも写りの良いカメラなので、当時の雰囲気を知らない者にとっては不思議な話です。



by meaninglessstudio | 2017-10-07 07:59 | カメラ | Comments(0)


<< 白良浜      minolta HI-MATI... >>